2026.08.24

9月から採用SNSを始めるなら何をする-年末までにやっておきたい「4か月実践ロードマップ」

「採用SNSを始めたいと思っていたけれど、気づけばもう9月」

「今からTikTokやInstagramを始めても遅いのでは?」

「年末までに、どこまで準備しておけばいい?」

そんな採用担当者もいるのではないでしょうか。

採用SNSは、年度の初めや採用活動のスタート時期に合わせなければ始められないものではありません。

むしろ9月からスタートするなら、年末までの4か月を使って、

9月:運用できる状態を作る
10月:求職者が知りたい情報を揃える
11月:数字を見ながら改善する
12月:年明けに向けて仕込む

という流れで進めると、無理なく運用の土台を作ることができます。

大切なのは、9月からいきなり毎日投稿を始めることではありません。

年末までに、

「誰に、何を、どのSNSで伝えるのか」が整理され、継続して投稿できる状態を作ること

です。

本記事では、9月から採用SNSを始める企業向けに、年末までの4か月で取り組みたい内容を月ごとに整理します。

1. 9月スタートでも遅くない。最初に決めたい「年末の完成形」

まず最初に、

12月末までにどんな状態になっていれば成功なのか

を決めておきましょう。

たとえば、9月から採用SNSを始めるのであれば、年末までに次のような状態を目指します。

  • 採用SNSの目的が決まっている
  • 誰に向けて発信するか決まっている
  • TikTokとInstagramの役割が整理されている
  • プロフィールが完成している
  • 採用サイトへの導線がある
  • 社員紹介の投稿がある
  • 仕事内容を紹介する投稿がある
  • 職場の雰囲気が分かる投稿がある
  • 求職者向けのQ&A投稿がある
  • 社員が撮影に協力できる体制がある
  • 投稿後に見る数字が決まっている
  • 年明け用の投稿ストックがある

ここまで作れていれば、1月から「何を投稿しよう?」と毎回悩む状態から抜け出しやすくなります。

つまり、この4か月の目的は、

フォロワーを何万人にすることではなく、採用SNSを継続できる土台を作ること

です。

2. 9月|まずは「投稿できる状態」を作る


9月は、投稿本数を増やす月ではありません。

まずは、

採用SNSを継続して運用するための準備期間

と考えます。

9月にやること① SNSを運用する目的を決める

最初に、

「採用SNSで何を実現したいのか」

を決めます。

たとえば、

  • 会社の認知を広げたい
  • 若手求職者との接点を増やしたい
  • 応募前の企業理解を深めたい
  • 仕事内容を分かりやすく伝えたい
  • 職場の雰囲気を伝えたい
  • 説明会参加につなげたい
  • 内定辞退を減らしたい

などです。

目的が曖昧なままだと、

会社紹介
流行動画
福利厚生
社内イベント
採用情報

がバラバラに投稿され、

「結局、このアカウントは何を伝えたいの?」

という状態になりやすくなります。

まずは、

最も解決したい採用課題を1〜2個

に絞りましょう。

9月にやること② 誰に見てほしいか決める

「新卒採用向け」だけでは、まだ対象が広すぎます。

たとえば、

  • 営業職を検討している学生
  • IT業界に興味がある文系学生
  • 地元企業を探している学生
  • 会社の雰囲気を重視する学生
  • 仕事内容が分からず応募を迷っている学生

では、知りたい情報が異なります。

そのため、

誰に見てほしいか

その人は何を知りたいか

何を投稿するか

という順番で考えます。

9月にやること③ TikTokとInstagramの役割を決める

複数SNSを運用する場合、すべてを同じ役割にする必要はありません。

たとえば採用SNSなら、

TikTok

まだ会社を知らない人との接点を作る

短い動画で、

社員
仕事
職場
会社の特徴

を知ってもらいます。

Instagram

興味を持った人に会社を深く理解してもらう

プロフィール、リール、投稿、ハイライトなどを使い、

社員紹介
仕事紹介
福利厚生
選考情報
Q&A

を整理して見せます。

つまり、

TikTokで知ってもらう
Instagramで理解してもらう

という役割分担にすると、設計しやすくなります。

YouTubeショートは動画の追加接点として展開する、Xは採用情報や記事の告知に使うなど、自社の運用体制に合わせて追加していきます。

9月にやること④ プロフィールを整える

投稿を始める前に、

プロフィールを見ただけで何の会社か分かる状態

にしておきます。

最低限、

    • 会社名
    • 何をしている会社か
    • 採用向けアカウントであること
    • 募集対象・職種
    • 勤務地
  • どんな情報を発信するか
  • 採用サイトへのリンク

などを整理します。

投稿を見て興味を持った人がプロフィールへ移動しても、会社情報や採用ページへのリンクがなければ、その先につながりにくくなります。

3. 9月は「投稿テーマを10個」作っておく

9月のうちに、今後使える投稿テーマをある程度ストックしておきます。

最初は難しく考えなくても大丈夫です。

たとえば、

  1. 会社紹介
  2. 若手社員紹介
  3. 新入社員の1日
  4. 仕事内容紹介
  5. 職場紹介
  6. 福利厚生
  7. 研修制度
  8. 入社理由
  9. よくある質問
  10. 採用担当者からのメッセージ

この程度でも、最初の運用には十分使えます。

重要なのは、

毎回ゼロから投稿ネタを考えないこと

です。

4. 9月は「3〜4本投稿できればOK」

最初から週3本、毎日投稿などを目指す必要はありません。

9月は、

まず3〜4本投稿する

くらいから始めます。

たとえば、

1週目

会社紹介

2週目

若手社員インタビュー

3週目

仕事内容紹介

4週目

1日の流れ

という形です。

最初の1か月では、

「何が伸びるか」よりも、「撮影→編集→確認→投稿」の流れを一度回すこと

を優先します。

 

5. 10月|「この会社で働くイメージ」が持てる投稿を揃える

9月に運用の流れを作ったら、10月は、

アカウントの中身を揃える月

です。

採用SNSを初めて見た求職者が、

「どんな会社?」
「どんな社員がいる?」
「どんな仕事をする?」
「入社後どんな感じ?」

をある程度理解できる状態を目指します。

6. 10月に揃えたい5種類のコンテンツ

① 人

まずは、

どんな人が働いているか

を見せます。

たとえば、

  • 新入社員インタビュー
  • 若手社員紹介
  • 先輩社員紹介
  • 採用担当者紹介
  • 部署紹介

などです。

② 仕事

次に、

実際に何をしている会社なのか

を見せます。

  • 仕事内容
  • 1日の流れ
  • 現場紹介
  • 使用している道具
  • 打ち合わせ風景
  • 入社1年目に任される仕事

などです。

「営業職募集」と書くだけではなく、

その営業社員が実際に何をしているのか

まで見せます。

③ 職場

求職者は、

「自分がそこで働いている姿」

を想像しながら会社を見ています。

そこで、

  • オフィス
  • デスク
  • 会議
  • ランチ
  • 休憩スペース
  • 現場
  • 社員同士のやり取り

などもコンテンツになります。

④ 制度

福利厚生や制度は、制度名だけを紹介するより、

実際にどう使われているか

を見せると伝わりやすくなります。

たとえば、

「資格取得支援制度があります」

ではなく、

「実際に資格取得支援を使った社員に聞いてみた」

と動画にします。

⑤ 求職者の疑問

説明会や面接でよく聞かれる質問も、そのままSNS企画になります。

たとえば、

「配属はどう決まる?」
「文系でも大丈夫?」
「研修はどのくらい?」
「残業は?」
「若手はどのくらい活躍している?」

など。

これらを採用担当者や社員が答える形にすると、コンテンツを作りやすくなります。

7. 10月のゴールは「アカウントを見れば会社が分かる」

10月末には、

投稿一覧を見ただけで、


仕事
職場
制度
採用情報

がある程度分かる状態を目指します。

たとえば、

「社内イベント動画ばかり」
「社員が踊っている動画ばかり」
「採用担当者だけが話している」

という偏った状態になっていないかも確認しましょう。

採用SNSは、

楽しい会社に見せること

ではなく、

働くイメージを具体的にすること

が重要です。

8. 11月|「投稿する」から「改善する」へ

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