夏休みの家族旅行で長崎のハウステンボスに
行ってきました。
旅行会社のHISが最近ハウステンボスを買収して、
創業以来18年間赤字だったものを
買収後1年で黒字にした話は有名ですよね。
その黒字化されて、さらに客数、売上を
伸ばしているハウステンボスを観てみたい
のもあり、行ってみました。
■建物、街並みがきれいで本格的
事前に予習代わりに読んだ
「H.I.S.澤田秀雄の「稼ぐ観光」経営学」
も参考にすると、
初期投資にはあの東京ディズニーランドの
1800億を凌ぐ2200億をかけたらしく、
建物や街並みは本格的で、石畳ひとつとっても
わざわざ本国オランダで焼いた煉瓦を
持ってきてるのだそうです。
■スタッフが元気
高級ホテル並みのホスピタリティ、という
感じではないですが
売店の女性からホテルのフロントの方、
ゲームセンターの係の人まで皆アットホームで
元気が感じられました。
■アトラクションやイベントの文化祭感
いい意味で文化祭です。
本格的なヨーロッパ風建築のなかで
手作り感の満載のお化け屋敷や
ハイテクの釣りゲームが行われているのは
なかなかのカオスですが、いい意味のごった煮感
があって、まさに元気な常設文化祭でした。
ウチのような小学生の子供がいる
ファミリーにはぴったりの
大人も子供も楽しめるテーマパークです。
■ショップが充実
カステラやチーズなど専門店型のお土産店が
充実しているのにくわえ、ちょっとした売店でも、
あまり見ないような変わったかわいい雑貨や
つい手がでるうまそうな食品があり
このへんのガンバリが売上増にも
つながっているのだなと思いました。
■変なホテル
今回の旅行では泊まりませんでしたが
ITによる低コスト化と環境対応にこだわって
つくられた変なホテルが開業していました。
本によると、社長の澤田氏の肝いりで、
今後、特にアジアの中流層の旅行需要が増大する
↓
低コストで環境にも配慮した手頃な
ホテルの需要も高まるはず
↓
黒字化させたハウステンボスでそのコンセプトの
ホテルを立上げ、実験的にノウハウを蓄積
↓
全世界にチェーン展開したい!
・・・という「読み」と一連の施策を実行中らしく
新しい事業にチャレンジしては収益化し、
そこで原資とノウハウを得て
また新しい事業に挑む、という澤田社長の
事業家としての気迫が感じられました。
既出の書籍にもありましたが
創業時の「オランダ」「ヨーロッパ」「高級リゾート」と
いったコンセプトにこだわりすぎずに
ある意味開き直って、子供連れの家族にいかに
楽しんでもらうかに邁進してるところが
評価されていると思いました。
日光の江戸ワンダーランド(日光江戸村)で遊んだ時も
思いましたが、本来、日本人が好きで得意な
ごった煮、お祭り、をお客さんだけでなく
運営側も楽しんでいる感じが伝わってくる
不思議で元気なテーマパークでした。
※写真はハウステンボス内の
湖畔にあるホテルからの景色です。
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