- 事業開発部 副部長 ムラカミ
- 業務及び、人材マネジメントをしています。
食べ歩きが趣味なので、がんばって運動しています。
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こんにちは、営業部の村上です。
うだるような暑さと寝苦しい日々が続いて、夏真っ盛り!って感じですね。
この時期になると私のジモト青森の祭り、『青森ねぶた祭り』を思い出します。
そもそも知らない方もいらっしゃると思うので、いい機会なので紹介させていただきます。
青森出身の私でさえ知らないこともありました(笑)
■青森には『ねぶた(nebuta)』と『ねぷた(neputa)』の両方がある!
青森には『ねぶた(nebuta)祭り』だけじゃなく、『ねぷた(neputa)祭り』もあります。
『ねぶた(nebuta)』と『ねぷた(neputa)』の両方の存在を初めて知る方もいると思います。
【ねぶた(nebuta)とねぷた(neputa)の起源】
そもそもの起源は同じで、みそぎの行事の「七夕」の灯籠流しの変形であろうと言われていますが、その起源は定かではないそうです。
①奈良時代に中国から入った七夕祭りと、古来から北国青森にある習俗と精霊送り、人形送り、虫送り等の行事と一緒になり、
紙と竹、ろうそくが普及されると灯籠となり、それが変化して扇ねぶた・人形ねぶたとなったと考えられています。
②「ねぶた」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し」等の民族語彙分布と言語学から「ねむりながし」の眠りが地域での訛りから「ねぶた(nebuta)」と「ねぷた(neputa)」という呼び方が生まれたと考えられています。
ねぶた祭り(ねぷた祭り)と呼ばれる祭りは青森県内の市町村で約40以上存在し、それぞれの祭りにはその特色があったり、違いがそれほどない祭りもあります。
因みに、この2つの名称で呼ばれる代表的な祭りが『青森ねぶた祭り』と『弘前ねぷた祭り』です。
■『青森ねぶた祭り』と『弘前ねぷた祭り』
同じ青森県内に存在する祭りですが、『青森ねぶた祭り』と『弘前ねぷた祭り』はいろいろ異なります。
これら2つの祭りは共に日本の重要無形民俗文化財として1980年に指定されました。
同時に指定された2つの重要無形ですが、では一体なにが違うのでしょうか?
【青森ねぶた祭り】
出典 : 北国写真帳-Nebuta
青森市で行われる『青森ねぶた祭り』では立体的な人型の山車がほとんどで、高さは4m幅9mまでの大きさがあります。
台数は20台ほどで掛け声は「ラッセラー」と声をかけます。
青森ねぶたの見どころは熱気あふれる激しい活気に注目です。歌舞伎などを題材とした勇ましいねぶたが歩きます。
その横では元気に跳ねて踊っている「ハネト」と呼ばれる踊り子が居て、太鼓や笛の音色と共に祭りを盛り上げていきます。
祭りを見るだけではなく、ハネトの衣装さえ着ればだれでも参加できます。
参加が自由なので、事前に登録、予約の必要はなく受付もありません。ハネトの衣装は市販、レンタルもされているので気軽に参加してみてください!
【弘前ねぷた祭り】
出典 : ウィキペディア
弘前市で行われる弘前ねぷた祭りではほとんどが武者絵の描かれた扇型の山車で、高さは大型のもので9mほどの大きさがあります。
台数は80台以上参加し、掛け声は「ヤーヤドー」と声をかけます。
津軽の夏の風物詩である弘前ねぷた祭りでは三国志等にでてくる武者絵を題材とした県内最大の数を誇る約80台のねぷたが弘前の街を練り歩く祭りです。
ねぷたの種類は扇型の正面と後面が対照的なものと、伝統的な人形型の組ねぷたがあります。笛や太鼓の音と共に軽快な踊り子が祭りを盛り上げます。
最近は、子どものねぷたや前燈籠という灯籠をもった隊列が歩くなど工夫を凝らし、より一層楽しませてくれます。
■是非、行って欲しい
私は、青森市出身なので「青森ねぶた祭り」の事しか語れませんが、一度は見てほしいと思います。
鮮やかな色使いに加え、その山車に光が灯ることで更に迫力が増し、躍動感と心揺さぶられる祭囃子、轟く太鼓の音、ハネトの熱気が直に伝わります。
ねぶたが好き過ぎて、言葉の表現が気持ち悪くなってきましたので、語るのはこのくらいにしておきます(笑)
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