- カドクラ
総記事本数:10
ずっとWEBディレクター・プロデューサーとして働いてきた私ですが、
地味な割にとても重要だと感じるのが、図解の技術です。
クライアントとの意思疎通やプレゼンの時などに、納得感のある有意義な図を提示できると、
先方の印象も注目も全く違いますし、社内に向けての共有や経営戦略的にも重要です。
いくら言葉でどの様に話しても、それが図に起こせないということは、
ほんとうの意味で理解できていないということですし、頭のなかのモヤモヤっとしたものを図に整理すると自分でも明確に理解できるようになります。
ある意味では、よく出来た図はひとり歩きし、次のステップに引っ張りあげてくれる力があると言えるかもしれません。
仕様書であればよりクオリティーの高いシステムが出来上がるし、企画書であればより高度なアイディアを引き出すためのツールになります。
解析結果のまとめなども、整理して図式化することでただの数字の羅列よりも、問題箇所の把握などがしやすくなります。
世の中には様々な図があふれていますが、自分の頭のなかにあるものや説明したい事柄によって、どの形にすればいいのか?考えている時感が一番頭を使います。
そして一筆目(PCですが・・)を書くときはとても緊張します。
イメージしていたものと違う、イマイチなものに仕上がる可能性もあるし、スイスイと素晴らしい図が出来上がることもあります。
途中まで進めて、やっぱりこれ意味ない!と最初からやり直しすることも多いです。
文章を組み立てる作業に似ているかもしれませんね。
私の図の作り方は、まずは誰に向けてどのように見てもらいたいか?ということを考えます。
そしてその図を共有することでどのような展開に持って行きたいか、その先の発展を考えます。
そうすることでだんだん形が見えてくるというのがいつもの方法です。
本屋さんに行けば、図解のサンプル集や図解の大切さなどを書いた本がたくさんありますので、
ひと通り読んで、どんな図がどの様に使われているかをインプットしておくことも有用です。
仕事の効率やクオリティーを上げるために、是非図解を導入してみてください!
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